【ACT SDGs第9回は東京都と共催で食品ロスをテーマに】
SDGsを学ぶだけでなく、実際に行動に移すことを目的に、毎月開催しているACTSDGs講習会の第9回を、東京都庁会議室にて行いました!
東京都は今年、持続可能な食糧政策宣言「C40 Good Food Cities Declaration」を宣言し、食糧問題に取り組む姿勢を打ち出しています。 一般社団法人ミス日本協会とACTSDGsは、東京都環境局と三者協定を結んでの正式開催です。
いままで以上の規模で、定員も満員での開催となりました。
さて、食品ロスは極めて大きな問題です。基調講演では、実は世界人口を支えるための食糧はすでに生産されているにも関わらず、世界で8億人もの人たちが飢餓に苦しんでいます。日本にも600万人近い人たちが飢餓や栄養不足に悩んでいます。食品ロスを考える際には、生産・流通・購買・廃棄の4つのサイクルをどのように変えていくかがキーポイントになります。
京都造形芸術大学教授の谷崎テトラさんからは協同組合型のビジネスモデル、そしてお米を通貨にした経済実験を御紹介くださいました。
IBM FOOD TRUST の水上賢さんからは、ブロックチェーンで食の流通の「見える化」がいま何をもたらそうとしているのかをお話。資源の利用だけでなく、いま資源がどこにあるかを可視化することで無駄をなくす未来を描いてくださいました。
さらに埼玉県川口市で完全予約制のパン屋さん「Ocalan」を経営する坂巻達也さんは、売れ残りを出さないモデルのために、新しい価値をもった商品が開発されたことをリポート。
他にも主催者のACTSDGs松尾沙織さんから国内外の新しい取り組みが紹介されました。
学ぶだけではいけません。時間の半分は班に分かれて理想の食品流通モデルを考えます。満員の会場は活発な議論でにぎわいます。一人一人が、自分にはなにができるか?を考えながら発言しておりました。
ACTSDGsの連続講座は、これで17項目全てについて考える機会を得て、そしてアクションプランを考えてきました。17個の目標のいずれも個人レベルでは、自らを変革させ、その価値を他者にお伝えしていくことが大事としています。
ミス日本は引き続き、SDGS課題解決への貢献を目指し、活動を重ねてまいります。